ママチャリGPレギュレーションとおすすめママチャリ

ところで、週末は新春恒例の世界最高峰ママチャリGPなわけだ。

そう、これを書いた後はFISCOへ出発の予定です。

で、いつもの通り車にウチのママチャリであるオレンジサンダー号を積み込んでいる。

ちなみにオレは2008年よりエントリーをしている。またうちのチーム体制になってから2009年より7回連続で出ている。その間最高成績は95位だ。

この記事に書いてあるコト

新春恒例のママチャリGP

例年、成人式絡みの3連休に行われる。

ただ、2年くらい前からマラソンGPもやるようになり、去年あたりからママチャリGP開催が3連休の先頭になってしまった。

今まで通り連休中日に戻してもらいたいと常に思っている。

天気についてだが、過去7回やってほとんどが晴れだった。しかし、1回だけ前日積雪があったことも付け加えておく。

ちなみにオレの初出場2008年は雨だった記憶が・・・いずれにしても晴れていようが寒いことは覚悟しよう。風が吹いたら極寒だぜ。

うちのオレンジサンダー号に考察をする

うちのオレンジサンダー号は2012年より導入をされている。

ちなみに後ろにあるブルーサンダー号は2009-2011シーズンを担った。

この2台を選択するにあたり、共通したママチャリGPに適するマシンを考察することができる。

その1:フラット一文字ハンドルバー

ママチャリにはいろいろなハンドルバーが存在をする。

しかし、その中でも非常に大切なハンドルバーはフラット一文字ハンドルバーが最適と断言しよう。

ご存じのように富士スピードウェイ(FISCO)は最終コーナーを立ち上がると、ママチャリには過酷な壁のようなアップヒルが待ち構える。

ここを昇る際、引きハンドルを使いたい。その場合、通常のママチャリハンドルでは力が逃げてしまう。

それに対し、クロスバイクのような一文字バーであれば、非常に力を入れやすいわけだ。

また通常のママチャリハンドルよりも短い分、軽量化にも貢献していること付け加えておこう。

その2:外装6段変速

ママチャリGPのレギュレーションで変速機はOKだ。

ちなみに変速有りと変速無しのグループがある。

ライダーの脚力にもよるが、アップダウンの多いFISCOを走る場合、できれば変速ギアがあるほうがベターだろう。

もちろん、ブルーサンダー号もオレンジサンダー号もシマノ製外装6段ギアを装備している。

その3:後ろの荷台は無いタイプ

ママチャリの後ろにある荷台というものは積載量を最大化するためのマストアイテムだ。

ここに子供さんを乗せ、ハンドルにも乗せ、バイクでもできない3人乗りという曲芸を実現することもできる。

しかし、ママチャリGPという世界最高峰のレースに参戦する場合、この荷台は潔く外そう。もしくはないタイプを選ぼう。

ママチャリGPは7時間にも及ぶ過酷な耐久レースだ。

荷台1つで1-2㎏程度あるだろう。鉄の塊だしな。この数キロが終盤かなりダメージとなって表れる。

その4:前カゴののセットアップ

ママチャリGPは基本的に改造はNGとなる。

ちなみに初期のころのママチャリGPはものすごいママチャリ・・・お前、それママチャリじゃないだろ???・・・という改造車がたくさん走っていた。

現在はほぼノーマルのママチャリのみとなっている。仮装のほうはやり放題だが。

そこで、DHポジションを取るために、前カゴの位置や大きさはとても大切だ。

FISCOのストレートはかなりキツイ。踏んでも踏んでも1コーナーが現れないほど長い。向かい風など吹こうものなら絶望的になる。

そんな場合でも前カゴを手で持ち、ロードバイクで言うDHバーが装着された状態のポジションをとれると、かなり助かる。

いい位置を持てるようカゴの選択をすることはいいと思う。

ちなみにレギュレーションでは前カゴを外すことは許されない。

その5:常時点灯方式はやめよう

現在のママチャリには前ハブにダイナも(発電機)が組み込まれ、ヘッドライト常時点灯式のモノが多数ある。

このダイナモも当然だが抵抗になっている。

レース中にヘッドライト点灯義務はないので、できればこのようなママチャリを採用することは避けたほうが無難だ。

ママチャリGP車検場でのチェック項目

あらためて、車検場に掲載をされているママチャリのチェック項目を確認しよう。

  • 車輪は26インチ限定
  • グリップの高さは95センチ以上で固定
  • サドルの高さは83センチ以下で固定

以上となっている。

重ねて言うが前カゴは必須だ。

実際の車検場

このように検査員が一台一台、きちんとチェックする。

特にサドル高は入念にチェックされるのでズルはできない。

知っていると思うがサドル高が1cm違うだけで出力が違ってくるからな。

サドルチェック後のペインティング

車検後シートポストにはペインティングされる。

うちのオレンジサンダー号は毎年ペインティングされるので、ペンキが層になっている・・・

またGP仕様なのでサドル位置は変えない。

車検後はコースに厳重保管される

車検後はコースに厳重保管され、レーススタートまでタッチすることは許されない。

このようにキビシイレギュレーションと厳重なチェックのもと、ママチャリGPは行われるわけだ。

今週末も、世界最高峰のママチャリGPがFISCOでスタートをする。

もし、あなたが来年チャレンジする場合、参考にしてもらえれば幸いだ。

FISCOで会おう!