ホンダCB223S、いわゆる250ccクラスのシングルエンジンバイクの魅力をお伝えしたいと思います。
先週11月の3連休で3ヶ所の観光地を巡ってきました。トータルで3日に渡り300km以上の距離を走りました。
そこで、感じたCB223Sと言うバイクの魅力、さらには250ccシングル単気筒エンジンのバイクのいいところやメリットをチェック!
この記事に書いてあるコト
CB223Sの魅力・メリット・いいところ
CB223Sで走ったところは「日本平」「御前崎」「西伊豆」です。いずれも静岡県のステキな観光地で、またバイクで走りに行くには最適なところです。
平日の木曜日には日本平に走りに行ったのですが、結構な数のバイクが走っていてびっくりしました。
さて、そんな中、オレもCB223Sを乗り回したところ、本当に良いバイクだなと思いました。
公道の制限速度巡航が苦にならない
リッターバイクを乗っていたオレが、いつも不満に思っていたのが公道の制限速度。リッターバイクで40km/hで走る苦痛といったらない。
夏などは、この速度だといつも水温計はマックス!ラジエターからファンの熱風がすごい。
それがどうだ。このCB223Sは40km/hと言うスピードでもトップギアで走ることができる。前に遅い軽トラが走っていても全く苦にならない。
50km/hも出せば、シングルの鼓動もちょうどよく、本当に楽しめる。
両足べったり!バイクは軽いが神!
CB223Sは身長170cmのオレでも両足べったりだ。これは本当に楽。さらに車重が135kgとなっているので、バイクを停車させることがマジで楽。
そうか、リッターバイクで信号を止まりたくなかったのは、停車するのが苦痛だったからか。
両足べったり軽量なので、バイクに跨ったまま前に進むこともバックすることも楽勝。
タンデムの時も本当に楽ちんである。
リラックスしたライポジ・楽チンライディング
CB223Sに跨り、普通に椅子に座るようにシートに乗り、手を伸ばせばそこにハンドルバーがある・・・そんなリラックスした楽なポジションが提供されている。
乗車姿勢は背筋がシートに対して直角。メッチャ楽。
このポジションだと目線が高く、目をつり上げる必要がない。またこの目線だと非常に視界が広くなり安全上もOKだろう。
同じバイクを乗っている人をあまり見ない
ホンダのバイクラインナップでも・・・もしかして不人気車の部類に入るかもしれない。だって見ないもん。
オレは昔からバイクに乗っていたので、車に乗っていてもバイクが来れば目に入る。その状態できて、実際にこのCB223Sを走っているのをホント見たことがない。
FTRは結構走っているのを見ることがあるが、CBはない。
たぶん、同じバイクに出会う可能性もかなり少ないだろう。
かといって、希少性のあるバイクではないので、珍しがられることも声をかけられることも無いんだけどね。
走っていて全く気負うことがない
後ろから車が来ようがバイクが近づいてこようが・・・張り合う気はまったくない。
行きたそうにしていれば、躊躇なく左によることができるこの脱力系バイクは、本当に気負う必要がない。
これは心に余裕が非常にある状態でバイクに接することができる。
追われるコトが無いということは、とても楽だ。
回せば(低速レンジなら)そこそこ速い
ではCB223Sが遅いかと言えば・・・ステージによるかもしれない。
西伊豆をのんびり走った時、3回ほど後ろから抜かれたバイクにからんでみたりした。
路面状況は狭め。センターラインがあったりなくなったり。路面は日陰はウェット、日なたはドライだった。
CB223Sは速度レンジが低めの狭め山道だと、そこそこ速いよ。
燃費がめちゃくちゃいい
燃費いいです。スーパーカブまでは行かないが、普通にリッター30kmは走る。
前オーナーに300km走ったら燃料補給です・・・と言われた。燃料タンク容量は11Lでリザーブは2.4L。8.6Lで300km走るのだから余裕のリッター30km以上と思える。
ツーリングなどで本当にこの燃費は助かるだろう。
お財布にもマジでやさしいぜ。
消耗パーツが交換サイクルが長い
エンジンのパワースペックは最高出力12kW[16PS]/7,000rpmとなっている。
このパワーでトコトコ走っていると、まず間違いなく各パーツの寿命は長いだろう。
エンジンも排気量に対してパワーが無いわけだから、耐久性もありそう。タイヤも減らない、チェーンも伸びないと、たぶん交換パーツにはあまりお金がかからないだろう。
オイル交換時のオイル容量が1Lジャスト
オイル容量は全容量1.2Lで交換時は1L。
普通にホンダモーターオイルG1とかを買ってきて、そのまま入れれば完了。すごい楽。
オイルジョッキ使って測る必要もない。これは地味に楽だ。
さらにオイルが1Lだけというのも本当にうれしい。
ちょっといいオイルを使っちゃおうかな・・・そんな気にもさせるぞ。
しっかりしたリアキャリアがある
CB223Sのアフターパーツはメッチャ少ない。まぁ、メインのマフラーとかはいくつかでているようだが、アフターマーケットは少ない。
しかし、リアキャリアはとてもいいモノがある。
ENDURANCE エンデュランス CB223S リアキャリアはアシストグリップも付いていて、かなりいいキャリアだ!
維持費がメッチャクチャ安い
維持費はめちゃ安い。自賠責は4年間の契約で19,140円。
任意保険は対人対物無制限で15.260円だった。これに税金が加わると、年間で約2万円程度の維持費となるだろう。
かなり安いなー!
CB223Sのデメリット・ダメなところ
CB223Sのダメな所。もちろんある。メリットの裏返しは、そのままデメリットになるよね。
- 高速道路走行は苦手(80-90km/hがいいところ)
- 最高速も110kmくらいか。
- 遅い
- デザインが今一歩
- 所有感、満足感が薄い
そりゃしょうがないよね。
まとめ
ホンダCB223Sの1番のウィークポイントは、とにかく高速道路走行だろう。
50-60km/hが非常に気持ち良い速度域。そこからアクセルを開けていくと・・だんだん振動が増えてくる。
まぁ、耐えられら無くはないが200kmとか連続走行はキツイかもしれん。
あと、高速道路の長い上り坂はヤバイ。トップ80km/hでスピード落ちてくるとどうしようもないよな。
しかし、一般道に限って言えば、このバイクは非常に心地が良い。そう!心地いいという表現がぴったりだ。気負わず背負わずにのんびりいける。
バイクをガレージから出す時も、まったくストレスがない。
このCB223Sは当分付き合えそうよ。あなたも250cc単気筒バイクを考えてみてはどうでしょう!